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〜メイドイン熊野の衣食住&量り売り〜 木花堂のBlog

熊野の自然・風土を素材、またはテーマとして産みだされた生活必需品や生活雑貨を、量り売りまたは過剰包装なしで販売する、熊野の海沿いの小さなお店です。
クラフト(手工芸品)作品や、暮らしの道具から、調味料や乾物まで、「暮らし」をテーマにメイドイン熊野を集めています。
・・・メイドイン熊野を日常の暮らしに、熊野古道の旅のお土産にも。

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[食] 熊野の人が「番茶」と呼ぶ、熊野のお茶について・・・(長文です)
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今日も赤倉へ入ってお茶摘みしてきました。お昼前くらいから尾鷲から友人Hっちが助っ人に参上、2人でアレコレ話ながら、山の中のブッシュをかき分けお茶摘み。そうなんです。赤倉のお茶摘みは、整然としたお茶畑のイメージではありません。(笑
      
お茶摘みをしながら、熊野で「番茶」って呼ぶこのお茶って、いわゆる一般的な「番茶」とは違うよねって話題が出ました。ちょっとまえにFacebook上でも、み熊野ネットさんが話題に挙げて、改めて意識していたところなのですが、、、KUMANO JOURNAL や 木花堂のブログで「熊野の番茶」を紹介するたびに、「番茶」という言葉を使ってきましたが、それはこの辺の方たちが昔から作ってきたお茶のことを「番茶」と呼ぶからです。でも、一般的な「番茶」とは製法が違うし、味も違います。調べれば調べるほど、いったい、熊野の番茶の位置づけって、なんなんだろう???とわからなくなってましたが、み熊野ネットさんが本宮町で得た情報によると、、、
   
以下、み熊野ネットさんのFacebook記事*******************************

地元の人たちは「番茶」と呼んでいますが、あれは世間一般の「番茶」ではありません。
じつは、あのお茶は世界で紀伊半島だけにしかないお茶らしいのです!
釜炒り茶なのですが、静岡や九州などで作られている釜炒り茶とは違います。
静岡や九州の釜炒り茶は緑茶ですが、こちらの釜炒り茶は茶葉は黒く、お茶の色は茶色になります。
最初の炒りが弱いため、茶葉の発酵が止まらず、揉んで干しての間に発酵が進み、半発酵のお茶となるということです。
釜炒りの半発酵のお茶は、どうも紀伊半島にしかないらしい。
とても貴重な珍しいお茶なのです。
釜炒りの半発酵茶が紀伊半島のどの辺りまであるのか。
奈良県にもあるのか。和歌山県や三重県でもどの辺りまであるのか。
気になります。
      
以上、み熊野ネットさんのFacebook記事*******************************
     
  
●世間一般の「番茶」の定義
      
一般的には、
    
1.新芽でなく、硬化が進んだ茶葉(コワ葉という)を原料としたお茶
2.一度収穫した後、遅れて伸びた茶葉(遅れ芽)を原料としたお茶
3.仕上げ時に選別された大型の茶葉を原料としたお茶
  
という定義が広まっています。
また、番茶の名前の由来は、一番茶、二番茶と摘み終わった後の遅い時期に収穫される茶葉のお茶であることから、「晩茶」の意味で「番茶」と呼ばれるようになったという説と、「番」という字には、日常的なという意味があるので、日常的に飲まれるお茶という意味で番茶と名づけられたという説などがあります。
   
いろいろネットで調べていて気付いたのは、上の定義をうたっているのは、静岡や京都など、緑茶の生産地の業者さんなどで、おそらく「煎茶」という最高級のお茶を生産することがメインであるため、「番茶」の位置づけがこのようになるのではないかなぁ?
   
しかし、熊野の人が「番茶」と呼ぶお茶は、新芽を摘みますので、上の定義にはあてはまりません。
  
伊藤園のサイト「お茶百科」のページで、「番茶」とは、5種類があるとのこと。
   
1.一番茶の手摘み、あるいは若芽を摘採した後の遅れ芽を摘採したもので、品質は良好。
2.三番茶を摘採せず、そのまま枝葉を伸ばしたものを秋に摘採したもので、量的にはもっとも多い。(秋冬番茶)
3.仕上げ加工工程で、大きく扁平な葉を切断せずに取り出し、製品化したもの。
4.昔からの非主産地で、地元消費を主として特殊製法でつくられたお茶。例として、「京番茶」「美作(みまさか)番茶」「阿波番茶」など。
5.北海道、東北、北陸地方では、地方語として「ほうじ茶」のこと。
  
このサイトの定義においても、一般的な定義同様、「番茶」は、蒸し製法の代表的な日本茶「緑茶の」一種です。(お茶の分類)しかし、熊野の人が「番茶」と呼ぶお茶は、「釜炒り製法」なので、異なりますが、とりあえずこの分類のなかでは「4」に入るかと思われます。
  

●熊野番茶
   
熊野の人が「番茶」と呼ぶお茶を、「熊野番茶」として本宮周辺では製品化されています。三重県熊野市周辺でも、海岸部、山間部ともに各地でつくられていますが、ほとんどが家庭内消費で、販売しているのは、木花堂、紀南ツアーデザインセンターなど数軒で、なかでも熊野の人にとってもおいしいと人気が出るのは、やっぱり寒暖の差がある山間部のお茶です。
     
そうやって味に差があるとはいえ、熊野圏内(和歌山の南部、三重県の南部、奈良県の南部)では、製法は同じのようで、それはやっぱりここ、熊野独特の製法のようなのです。(微妙な違いは熊野の土地ごとにあると思いますが。)
     
  
●熊野の番茶 製法
   
赤倉のお茶づくり写真をもとに製法を紹介しますと、、、
   
1.摘む

こんな柔らかい新芽がにょきにょき生えてくるので黄緑色の茎の部分から摘みます。摘んでいるとほのかな香りが漂います♪
   
2.釜炒り

お茶っ葉は、摘んだ時点から発酵が始まります。その発酵を止めるとめに加熱を行うのですが、それをすぐに行い、蒸して発酵を止めるのが、一般的な日本茶で一番多い製法。
一方、熊野のお茶は、鉄釜で炒ることで発酵を止めます。お茶っ葉が全体的にしんなりとするまで、上の分量で大体5分程度だったかなぁ?炒ります。(※これが完全に発酵を止めるほどの加熱ではないため、この後もじりじりと発酵が進むのではないか、というのがみ熊野ネットさんの情報。)
   
私も少しやりましたが、もちろん熱く、なかなかの重労働!いつも炒ってくれる赤倉水産の中平社長、ありがとうございます〜(*^_^*)
   
3.揉捻(揉む)

炒って、あたたかいうちに、筵の上で手で揉みます。(手で揉んでいる様子は、熊野ヒーリングさんのBlogをどうぞ。)赤倉では、大正時代の揉捻機で揉んでいきます。
   
4.ほぐす

ダマになった茶葉を丁寧にほぐします。これが意外と根気のいる作業ですが、まんべんなく乾燥させるために、とても重要な作業です。
   
5.乾燥

そしてよく乾燥させます。カラカラに乾いたものを保存します。
  
ここでポイント♪・・・これで完成ではないのです。
  
6.仕上げに乾煎り(その都度、飲む分量だけを)

これを飲む直前に焙烙鍋(なければフライパン)で、じっくり弱火で乾煎りして焙じます。ここで、熊野の人が「番茶」とよぶお茶の、できあがり!
  
そう。焙じるんです。。。じゃぁ、「ほうじ茶」なのか?
でも。。。
    
※ほうじ茶(ほうじちゃ、あるいは 焙じ茶とも)とは、日本の緑茶の一種であり、一番茶や二番茶の上質な葉の部分を選りすぐり、これをほうじて作られた茶である。原料とする茶葉の品質いかんによって、取り引きされる製品の値段には大きな開きがある。上質なほうじ茶は、甘く独特の心地良い香りを持ち、その焙煎には高度な技術が必要とされる。
  
緑茶ではないから、、、「ほうじ番茶」というのもあるらしいが。
   
いずれにしても、一般的な定義にあてはめるのが難しいようです。それもそのはず。
ここで再び。
  
以下、み熊野ネットさんのFacebook記事*******************************

地元の人たちは「番茶」と呼んでいますが、あれは世間一般の「番茶」ではありません。
じつは、あのお茶は世界で紀伊半島だけにしかないお茶らしいのです!
釜炒り茶なのですが、静岡や九州などで作られている釜炒り茶とは違います。
静岡や九州の釜炒り茶は緑茶ですが、こちらの釜炒り茶は茶葉は黒く、お茶の色は茶色になります。
最初の炒りが弱いため、茶葉の発酵が止まらず、揉んで干しての間に発酵が進み、半発酵のお茶となるということです。
釜炒りの半発酵のお茶は、どうも紀伊半島にしかないらしい。
とても貴重な珍しいお茶なのです。
釜炒りの半発酵茶が紀伊半島のどの辺りまであるのか。
奈良県にもあるのか。和歌山県や三重県でもどの辺りまであるのか。
気になります。
      
以上、み熊野ネットさんのFacebook記事*******************************

  
●熊野のお茶は、「釜炒り茶」だけど・・・
      
「釜炒り茶」というワードで調べても、み熊野ネットさんの記事のように(道の駅本宮で開催された茶話会で得た情報だそうです。)、確かに、熊野の番茶のように、茶色い釜炒り茶は見つかりません。
    
2の釜炒りでは、茶葉がしんなりする程度しか炒りません。この時点はまだ緑色なのですが、干し始めたころには色が変わり、最終的には黒っぽくなっていきます。
発酵を完全に止めるほどの加熱がされないため、2〜5にかけてじわじわ発酵していく、という説にうなずけます。
  
  
●発酵の度合いによるお茶の種類
  
日本茶 茶葉を蒸して発酵を止める・・・不発酵茶

紅茶 茶葉を発酵させます     ・・・完全発酵茶

中国茶 茶葉を半発酵させます   ・・・半発酵茶
  
「半発酵」のお茶、というと、中国茶にいろいろな種類があるみたい。そのどれかに近いものなのだろうか。。。??? ウーロン茶も半発酵茶の代表的なものらしいですが、製法や発酵のメカニズムが異なるそうです。
(※ウーロン茶は発酵を進ませてから釜炒りして発酵を止める。「熊野番茶」は釜炒り後に発酵が進む。)


●とにかく!
   
いろいろ書いてきましたが、私はお茶についてまだまだ素人なので、とにかく、熊野の人が「番茶」と呼んでいるものは、一般的な「番茶」とは違う。ということを、この記事でいったん伝えたかったわけです。
  
とにかく、これは、「熊野番茶」なんだと。
  
そして熊野のなかの、奥熊野の、赤倉で育ってつくられるのは、「赤倉番茶」なんだと。
  
ていうか、「熊野茶」!!でもいいくらい。
  
熊野の人にとっては、これが「お茶」なわけで。
熊野の気候や風土において育ったお茶の葉を、熊野の人がおいしいと思った方法がこれだったわけで。それが日常的なものだったから、その意味で「番茶」と呼んだのでしょうね。この「お茶」でなければ郷土料理である茶粥も違うものになってしまいます。
  
だから、「これが、熊野のお茶の味です。」で、いいわけなのですが、販売するにあたって、その「違い」をストレートに伝えられる言葉または短くまとめた説明文を作っていかなければと思っています。今回の記事は、自分の頭を整理するために書かせていただきました。もう少し勉強して、ホームページのほうには完結にまとめてみたいと思います。どなたか、お茶マイスターみたいなかた、熊野にいらっしゃらないかな。^_^;
   
長文失礼しました!
  
  

Hej hej    
  
  
●〜*●〜*●〜*●〜*●〜*●〜*●〜*●〜*●〜*●〜*
メイドイン熊野の衣食住&量り売り 木花堂
  http://www.konohana-do.com/
 ・・・メイドイン熊野を日常の暮らしに、お土産にも。
奥熊野発フリーペーパーKUMANO JOURNAL
  http://kumanojournal.jimdo.com/

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やっぱりそうだったのですね。我が家では子供の頃から父の故郷の色川から送られてくる番茶を飲んでいました。ちょっと酸っぱいようなそのお茶が好きで、親戚が高齢になり、茶摘みができなくなって、飲めなくなったそのお茶をとても懐かしく思っていました。数年前から色川で茶摘みをして、家族の飲む分を確保することができるようになりました。まだまだ昔飲んだお茶には程遠いですが、、、。東京の友人には、台湾のお茶みたいと言われてます。たしか数年前のdancyuで珍しいお茶として紹介されてましたよね。
コメントフッター
boku | 2012/05/18 20:20
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bokuさん コメントありがとうございます♪ 実は、ちょうど昨夜、色川の茶摘みイベントに参加した友人が、色川の作り方では「炒り・揉み」を2回行ったと言っていました。それは初めて聞いたパターンだったので「へぇ〜!」となっていたのですが、bokuさんの色川のご親戚などはいかがですか? いずれにしても中国茶の何かに近い感じがしますよね。いろいろ調べていたら、中国にお茶を味わう旅にでも出たくなってしまいました(笑) そうそう、昨年、色川のお茶を少しわけていただきましたね、とてもおいしかったです。お茶って、奥深いですね でも人に必要な飲み物なんですね☆ またいろいろわかったら教えてください!※dancyuに?すごい!!知りませんでした。
コメントフッター
konohanado | 2012/05/19 12:28
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 龍神村のお茶作りに興味があり、私たちのサイトに記事をいれていましたが、こちら「熊野の番茶」も2012年に読ませていただいております。いつかは紀伊半島の同系列のお茶として、組み合わせて紹介していきたいと考えていました。
 私たちも今年機会ができて、世田谷区で在来種の百年近い茶樹を摘ませてもらえることになり、現在試行錯誤して準備中です。
 実は熊野も龍神も、お茶作りの方法は同じようで、これは雲南省の晒青毛茶の制作方に近いのです、そのため飲んでみると大変よく似た味で驚きます。雲南は日本の生活文化のルーツとも言われることも多く、興味の尽きない世界があります。
 そのような訳で多々連絡をいたしたく、今後ともよろしくお願い申し上げます。
コメントフッター
kaima | 2013/04/19 17:53
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